2011年6月30日木曜日

Eee Pad Transformer TF101をUbuntuにマウントする方法

目的
Eee Pad Transformer TF101 では内蔵Flashが /mnt/sdcard にマウントされています。
Windowsでは専用のドライバを導入すると、ドライブレターは付かないもののPCにマウント可能です。
しかし、それでは何も面白くありません。
このブログ的にはUbuntuでもフルコントロールを可能にしてみます。
ついでに開発デバッグも可能になるので一石二鳥です。

注意
  • ASUS公認の方法ではないため、導入は自己責任でお願いします。
  • TF101側のシステム領域には手を加えないため、root化は不要です。
  • Windowsでの公式の方法と同じく、/sdcard/Android/data などマウントされない部分があります。
  • 怖い方は Bluetooth File Transfer というAndroidアプリで一応UbuntuのNautilus上にマウント可能ですのでそちらで代用してください。
  • TF101内でのファイルの移動には非対応で、PC・TF101間での転送のみ可能です。
  • TF101を接続していない時もデバイス一覧にTF101が表示されることになりますが、気にしないでください。
  • 一応回避策もありますので下の方をご覧ください。

手順
  1. Eee Pad Transformer TF101をPCに接続した状態で起動します。
  2. xda-developers フォーラムMount Transformer to Linux Mint - automated.より、TransformerMount2.7z をダウンロードします。(要XDAアカウント)
  3. TransformerMount2.7zを解凍し、TransformerMount2.bash を取り出します。
  4. Android SDK などで使用される /etc/udev/rules.d/51-android.rules がないと失敗するようなので、空ファイルでもいいので生成しておきます。
  5. sudo touch /etc/udev/rules.d/51-android.rules
  6. TransformerMount2.bash をダブルクリックで開き、端末内で実行します。
  7. 後は全自動で導入が終わるので、終了したらPCを再起動します。
  8. NautilusでTF101を認識したら成功です。

どうでしょうか?
Ubuntuを母艦としてファイルの転送が出来るようになり、とても便利になりました。

ちなみに私はスクリプトを改変してより便利に改変しました。
接続時にマウントポイントを作成させ、接続解除時にマウントポイントを削除させてみます。
  1. udevの定義ファイルを開きます。
  2. sudo gedit /etc/udev/rules.d/51-android.rules
  3. 以下の二行を追加し、保存します。
  4. ACTION=="add", SUBSYSTEM=="usb", ATTR{idVendor}=="0b05", ATTR{idProduct}=="4e1f", MODE="0666", RUN+="/bin/bash -c 'mkdir -p /media/Transformer && mtpfs /media/Transformer -o allow_other'"
    ACTION=="remove", SUBSYSTEM=="usb", ENV{ID_VENDOR}=="ASUS", ENV{ID_MODEL_ID}=="4e1f", RUN+="/bin/bash -c 'fusermount -u /media/Transformer && rmdir /media/Transformer'"
  5. fstabを開きます。
    sudo gedit /etc/fstab
  6. 以下の1行をコメントアウトし、保存します。
  7. mtpfs /media/transformer fuse user,noauto,allow_other 0 0
  8. Ubuntuを再起動します。

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