2011年10月13日木曜日

Ubuntu 11.10 Oneiric Ocelot 公開!

Ubuntuの最新バージョン、11.10 Oneiric Ocelotの正式版がリリースされました。
初リリースから丁度7年目ですね。
Windows 8(仮称)よりも前からARMに対応しているUbuntuですが、近くタブレット・スマートフォン・スマートカー(車載器)に進出するようです。

32bit版を利用したい方はUbuntu Japanese Teamによる、Ubuntu Japanese Remixをどうぞ。
64bit版にしてもほぼメリットはありませんが、今回は一応Japanese Remixも出す予定のようです。
また、今回は公式派生のKubuntuやXubuntuに加え、Lubuntuが追加されました。
LXDEを用いたとても軽い環境を好む方は是非どうぞ。

さて、今回最大の特徴はGNOME 2.xからの脱却です。
GNOME 3.1を採用し、それをベースとした新Unityを搭載しています。
そのため、以前とは使い勝手がかなり変わっているので注意してください。

体感できる更新点
  • インストール時にWebカメラで自分の顔を撮影する機能を搭載。
  • ログイン画面にGDMではなくLightDMを採用。
  • Unity Greeterというテーマによる美しいログイン画面が採用されました。
  • Unityを一新。
  • 半透明の洗練されたデザインへとなりました。
    • Dashメニューが、Unity ランチャーから起動し、アプリケーション、場所、音楽などのレンズを切り替えて使うように。
    • パッケージの追加によってGwibberレンズなどを追加できます。
    • 電源にバッテリー残り時間を表示などとインジケータに多数の改良。
    • MeMenuとMesseging Menuを統合。
    • オーバーレイスクロールバーのデザインの変更。
    • カスタマイズ幅の増強により細かなチューニングが可能に。
    • 各アプリでクイックリストやバッジなどが活用されるように。
    • ファイルの移動の進捗状況がわかるようになり、Windows 7のような感じになりました。
    • Alt + Tabのアプリケーションスイッチャーのデザインを変更。
    • アイコンのみが並び、上下キーでウィンドウのサムネイルが表示可能です。
    • フォールバック先にCompizベースのUnity-2dを採用。
  • Ubuntu Lightテーマ(Ambiance/Radiance)を若干修正。
  • Ubuntuソフトウェアセンターの一新。
  • Mac OS XのApp Storeより古くからありますが、こちらも現代的なデザインになりました。
  • Ubuntuフォントに等幅体のMonospaceを追加。
  • さっそく端末のフォントとして使用されています。
  • モーダルダイアログを採用。
  • 新しい壁紙を採用。

主要アプリのアップデート・置換
  • Déjà Dup バックアップ ツール, Thunderbirdを搭載。
  • Evolution, PiTiVi 動画エディタ, Tomboy メモ, 設定エディタ, Synaptic パッケージマネージャを削除。
  • Firefox 7.0.1, LibreOffice 3.4.3, Banshee 2.2.0, Gwibber 3.2.0などへ標準アプリを更新。

システムのアップデート
  • Linux カーネル 3.0.4 ベースのUbuntu カーネル 3.0.0-12
  • Upstart 1.3
  • X.org Server 1.14
  • GNOME 3.2.0
  • Unity 4.22.0

その他の変更点
  • ISOファイルをそのままddで焼いたUSBメモリでもブート可能に。
  • GNOME Shellも利用可能。
  • 他のLinuxで使われている本家GNOMEもちゃんと利用可能です。
  • Multiarchサポートにより64bit環境がさらに便利に。
  • Ubuntu OneがWindowsやiOS/Androidに対応し、Dropboxのように様々なプラットフォームと同期可能に。
  • もちろんそれだけならDropboxを使ってしまってもいいんですけどね。

詳しい日本語のリリースノートはコチラです。
また、Unityの使い方はUbuntu Japanese Wikiの"Ubuntu Tips/デスクトップ環境/Unityを使うには"をお読みください。

みなさんも是非使ってみましょう!

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